

🦑 もっと釣れるTR(ティップラン)

【TRとは】
TRは水温が下がる秋からアオリは深場へ移動するので深場を探れる重たいエギを使った釣り方がTR。
水深は大体20〜40m。
TRは主に朝マズメ〜日中。
従ってこの時間帯の水深に適したエギ(カラー)選びで差が出ます。 TRで釣れるエギは「釣れるオススメエギ」ブログページをご確認ください。
タックルも大事です。
TR専用ロッドにPE0.6〜0.8号、リーダー2〜3号。(タックルは「参考タックル」ページを確認ください)
ドラグが緩い方が多いです。多分結束に自信がないためかと思いますが。 モンスターほど身が固くエギを掴む腕力が強いので、ドラグは強めでないとフッキングできずに横抱きのまま途中でバレることがあります。
ドラグの調整はシャクった時にドラグがでない程度。(EGも同じ)
またしっかりとリーダーシステムを組まないと根掛かりしたら結束部分から切れます。 しっかり組めている方はスナップの上から切れるので結び直しは楽です。
私はFGノット。 リーダーシステムに自信がない方は練習しかないですが、結束機などの便利なアイテムもありますので、まずは練習して結べるようにしてください。
しっかり結べないと自己記録の更新はないです。(魚も同様)
【リーダー長さの重要性】
昔の話になりますが、PEラインが誕生した当時、私は当然リーダーシステムをまともに組めず、PEをエギに直結したりもしていましたがナイロンラインより釣果は悪かったです。
リーダーが長いとガイドに引っかかりやすいといった問題もあったので、どれくらいの長さなら釣れるのかを検証していました。
結果、1mくらいのリーダーでも釣れますが、2ヒロ(約3.5m)には勝てませんでした。その結果を踏まえた上で遊漁船でもお客さんのリーダーの長さを見ながら釣果を確認。 はっきり出た時は隣同士で2ヒロ以上ある方は6杯、1mの方は0の時もありました。
このようにリーダーが短いと釣果が悪いので2ヒロ以上はとるようにしてください。
太さも色々検証しましたが2号も3号も釣果は変わりませんでした。(私は年間通して2.5号)
アオリは眼がいいのでリーダーの長さは非常に大事です。
またTR専用ロッドの方が釣果に差が出てきます。 最近では1万円前後の安価な専用ロッドもあるので安くても専用ロッドをオススメします。

【群れが濃いタナを効率的に探る釣り方】
基本はドテラ流しです。
ドテラ流しとは船を風や潮の影響で横向きに流す釣り方です。
船はアオリの群れがいるポイントを風上や潮上から流して通過します。
TRでよく釣れるタナはボトムから5m以内です。
11月以降の20℃以下のデカイカシーズンなら特にボトムから5m以内になります。
この釣れるタナ「ボトムから5m以内」を正確に探れるかが釣果に影響します。
まずは自分のリールがハンドル1回転?cmの巻上長さなのかを確認してください。
例えば1回転 1mのリールなら5〜7回シャくる方は1回目のエギステイがボトムから5m以上 上にあります。
TRは1回目のステイで8割の釣果があります。
またシーズンによって釣り方を変えることも大事です。
秋(9〜11月)は適水温で高活性。アオリも小型(小学生)〜中型(高校生)サイズ。
「アオリイカの生態&性格」ブログでも書きましたがこの時期のアオリは食べ盛りで活発なため、カラーや釣り方が少しあっていなくても釣れてしまいます。
逆に20℃以下のシーズン。 11月〜4月までのこの時期はデカイカ(1.5kオーバー)狙いになります。このデカイカが釣れる釣り方ができればオールシーズン通用します。
アタリは「コンッ」ときたり、「グッ」と重くなったり、曲がったティップが戻ったりしますが、ティップが戻るアタリは凪の時だけしかわかりません。 エギステイ時にエギの重みを手感度で覚えながらその重みの変化(違和感)とティップの目感度の両方でアタリを捉えてください。
低水温期のデカイカほど「モソッ」としたアタリが多いです。

【デカイカの釣り方】
私の海域は11月末あたりから2kオーバーが釣れだしますが、低水温期(20℃以下)になるとアオリは活発に泳ぎ回らなくなります。 寒い=動かない。ということです。
このようなシーズンはアオリの状態に合わせた釣り方をします。
シャクリは小さく2〜3回。 動かないアオリからエギが離れていかないような釣り方を意識する。 ビシバシ5〜7回もシャクるとエギの動きは速くアオリは追っかけてきません。
シャクってステイの繰り返しは2回まで。
この低水温期の釣り方は適水温期にも通用するので。私はこの釣り方でオールシーズン通します。
デカイカほど超偏食で釣るのが難しいですが、デカイカが釣れるようになれば秋イカは簡単に釣れるようになるので、デカイカが釣れる低水温期の釣り方をマスターしてください。
デカイカほど1回目のステイで当たることが多いので、オールシーズン、シャクリを小さく2〜3回してエギを3〜5秒ステイ(ここまでを1セット)。 エギをステイする時はティップをみて動かさないこと! 5秒以上止めないでください。長く止めすぎると見切られることが多いです。
リール1回転が1mの場合、3シャクリなら最初のステイで約3m、2セット目で約6mのタナにエギがあります。
この釣り方が最も無駄がなく、アオリの群れが濃い層を効率的に探れる釣り方です。
当たりの8割は1回目のステイで1秒以内が多いです。
イカパンチで掛からなかった場合2回目のステイでアタッてくる場合もあります。 私の場合、2セット目のステイで掛からなかった場合は再度ボトムからやり直しします。 それでも当たらない場合はエギカラーを変えます。
経験を積んでいけば、ストップしたエギの後ろにイカがいるのがわかったり、イカパンチの感触でイカの大きさもわかってきます。
エギサイズは9〜11月は3号、11月以降は3.5号で大丈夫です。
カラーの使い分けは「カラーの使い分け」ブログをご確認ください。
【釣り座】について
「ハライ側」
TRは釣り座によって釣り方が変わってきます。
ハライ側(エギが離れていく釣り座)と反対側のアテ側(エギが近づいてくる釣り座)の2通りあります。
ハライ側は風や潮で船が流されるのでエギが離れていきます。 離れすぎると感度などが悪くなるので回収して再投入してください。 再投入する時はできるだけ手前に投入すること。
チョイ投げする方がいます。 釣れなかったポイントに投入しているのと同じです。
ドテラ流しではイカの群れが入ってくる側はアテ側からなので、足下の投入が正解です。
チョイ投げがいい状況は船が全く動かない時で投げて広範囲を探ります。
「アテ側」
ある程度レベルが高い方はアテ側をした方がいいです。
私はアテ側こそTRの一番楽しい釣り座と考えています。
釣り方は20mほどアンダーキャストしてボトムから5m以内を探っていきます。
アテ側からイカの群れにあたるので、最初に釣れるのはアテ側です。 フッキングしたイカは100%墨を吐きます。 イカが墨を吐くという行動は身の危険を感じた時です。 従って墨を見た群れは危険と判断して警戒します。 警戒した群れは今度はハライ側へ流れていきます。 群れが多ければハライ側で釣れますが、警戒した群れはなかなか釣るのは難しいです。
また自分の真後ろにいるハライ側の方が釣れれば素通りされた可能性があります。
それからアテ側の一番の利点はエギを「ターン」させることができるです。
どういうことかというと、徐々に手前に向かってくるエギはティップの真下にきたところでエギがクルッと180度向きを変えターンします。 その後船の下に行きハライ側の釣り方と同じになります。
この「ターン」がものすごく効くことが多く、なかなか抱かないアオリがよく抱く瞬間が「ターン」です。 ターンの瞬間でしか釣れないこともよくあり、意識して釣ることができます。
釣り方は意識してターンさせて船の下まで送り込む(流す)ことが大事です。
ターンの技ができる釣り座はアテ側と船首、船尾です。 どの遊漁船もアテ側は空いていると思うのでチャレンジしてみてください。
私は空いているアテ側の真ん中を選ぶことが多く、広範囲に探れる中央のアテ側ならほぼ貸し切りです。 中央の釣り方はVの字に投げます。 最初は右側。 反応がなければ左側と。交互に広範囲を探ります。
私の経験上、アオリはエギから半径10mはエギを見ています。
釣れなければこの範囲を意識してかさらないように探ってください。(EGも同じ)
アテ側の欠点は風が強い場合はやりづらいです。 投げたエギが一瞬で近づいてく
る場合はかなりしんどいのでハライ側をやります。


【釣るための大事なまとめ】
・ロッドはTR専用(安価でもOK)
・リーダーは2ヒロ以上
・ドラグは強め(シャクった時にドラグがでないこと)(EGも同じ)
・ハンドル1回転の巻上長さを把握する
・オールシーズン 小さく3回シャクリの5秒ステイを2回繰り返す
・魚影の濃いボトムから5 m以内を探る
・エギステイ時はティップを見て動かさない
・アタリは1回目エギステイが8割、1回目エギステイの1秒以内が多い
・エギから半径10 mはアオリはエギをみている
・釣れなければカラーを変える
【釣れない方の共通点】
・専用ロッドではない
・リーダーが短い
・リーダーシステム(結束)が弱い
・ドラグが緩い
・低水温期でもバンバンシャクる
・エギステイ時にティップが動いている
・釣れるエギがない